接客ロボ、VISAデビットをそっと売り込む

接客ロボ、VISAデビットをそっと売り込む
ロボティクスが俄然脚光を浴びている。 それは人工知能(AI)の進化と活用の広がりに負うところが多い。日本ロボット学会の最新学会誌を紐解けば、深層学習(ディープラーニング)、機械学習、神経回路/ニューロといった言葉とともに、知能ゲーム最難関の囲碁や産業分野、医療や宇宙での利用が研究されていることがわかる。
一方、接客や案内業務を補佐する、テレビCMで見かけるようなヒト型ロボットはまだ集客用の色合いが濃い。他言語翻訳ができ、訪日客に観光案内などができるほど会話能力が向上した、とはいえ、その小さな頭脳で、人が臨機応変にする接客業務まではこなせないのが実情だろう。定型の質疑応答はできても客の意図を予測したり、嗜好に寄り添ったりすることは難しい、ロボットをスーパーコンピュータ並みに巨大化すれば、可愛げがないどころか恐ろしくて誰も近づかない――。接客ロボットを愛らしいままに、より賢くする方法がある。 株式会社日立製作所は、同社のリモートブレイン構成のロボットIT基盤を活用した、株式会社三菱東京UFJ銀行...

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