まずは組立工程をIoT

まずは組立工程をIoT
あらゆるモノがネットにつながるIoT――。 それは人工知能(AI)とともに語られることも多く、第4次産業革命の核心だと考えられている。様々な仕組みを変えようとしている。 製造業、特に組立加工の現場においてIoTシステムの導入が加速し、TOKYO2020頃まで変革をけん引するとみられている。
平成29年2月、経済産業省は「IoTファースト」(商務情報政策局資料)といっている。 デジタルファーストからIoTファーストへ、それが可能になったいま幅広いソリューションの実装を進めていくべきとのことだが、この言葉を借りると、多くの生産現場はすでにIoTファーストである。これまで産業用ロボットやコンピュータ数値制御(CNC)を使ったり、CAD/CAMで設計・製造したり、スーパーコンピュータでシミュレーションをしたり、製品の物流や販売管理、アフターサービスのデータと生産システムのデータを連携させているケースもあって、デジタル化はかなり進んでいる。すべてのモノと工程にデジタル化が及び、それらが生み...

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