至急! いまこそマルウェア感染対策を

至急! いまこそマルウェア感染対策を
先週12日(金)に確認され世界を震撼させたランサムウェア「WannaCry」。約30万台のPCがそれに感染し、データの身代金要求に応じた組織もあると一部で報道されていた。そして5日後のきのう、「WannaCry自体が動作を停止した影響と感染ホストの減少により、感染活動と考えられる通信が減少している」と、国内セキュリティソリューションサービス大手のLACがその対策ガイドで述べている。
けれども、たとえメディアが大騒ぎしなくなっても、根本的な危険が去ったわけではない。「感染の減少」が確認された同じ日に、情報処理推進機構(IPA)は、同ランサムウェアに対する注意を促す過去記事に追記している。また海外では、WannaCryの偽物までもが出回っている。データを暗号化しないそれはポップアップウィンドウを容易に閉じられる。愉快犯による仕業かもしれないが、感染した事実は本物のランサムウェアとまったく変わらない。いま現在も、「NICTERWEB弐」(情報通信研究機構)を見れば、悪者たちによる獲物探しが続いていることがわかる。 ランサムウェアを含むマルウェアは、OSやアプリケーションの既知...

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